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眼科専門医が教える!子供にサングラスが
必要な理由眼科医 城下 哲夫先生晴れの日は外に出てたくさん遊んでほしい!というのが親心ですよね。
しかし、年々強さを増している太陽光線。
外遊びの時には帽子と日焼け止めは必需品ですが子供にサングラスって
いるの?いらないの?と思っているかたもいるでしょう。
ここでは子供の目と太陽光の関係や
その対策について城下先生にお話を伺いました。-
サングラスは大人にもまだまだ浸透していないのに、子供にもサングラスって必要なの?こんな疑問を抱いている方も多いかと思います。改めて、太陽の光が子供の目に与える影響を教えてください。太陽光による目への影響として、翼状片、白内障、加齢黄斑変性、ドライアイ、角膜炎などが挙げられます。これらは太陽光のうち主に紫外線による影響と言われていますが、身長の低い子供は、物理的にも地表面からの照り返しの太陽光の暴露が多くなります。
これらは長期にわたる暴露によって影響が出てくるものが多いので、子供のうちからサングラスを使って目を守ることが重要です。 -
なるほど。実は子供こそ目を守る必要があるということですね!では太陽の光は子供の目に悪いことばかりなのでしょうか?近年の研究では太陽光やバイオレットライトの近視進行抑制効果が報告されています。
近視はただ眼鏡が必要になるというだけではなく、ある程度以上の病的近視にまで進行すると種々の治療困難な眼病変を引き起こしやすくなります。
近視人口の増加は世界的に危険視されていて、近視進行抑制の研究は今後急速に進んでいくものと思われます。
その中で、近視進行抑制のために適度な屋外での活動は今後推奨されるようになるかもしれません。 -
ありがとうございました。太陽光と正しく付き合うことが子供の目には重要なのですね!最後に質問なのですが、太陽光から子供の目を守るにはいったいどんなサングラスがいいのでしょうか?極力紫外線をカットできるサングラスであることはもちろんですが、皮膚科領域での研究では近赤外線が皮膚のシワやたるみなどの肌老化に対して、加齢による老化よりも大きく関与していることが明らかになっています。
太陽光の中で近赤外線の割合は紫外線の6倍であり、皮膚の薄い目元は子供の頃から近赤外線をカットしておくことで目元の肌老化を防げる可能性があります。従って、近赤外線もカットできるサングラスがより良いと思います。
眼鏡をかけたことがない子供はかけ心地が悪いとかけてくれません。軽さやかけ心地も非常に重要だと思います。
また子供は動き回って転んだり顔をぶつけたりもしますので、ずれにくく、割れないレンズであるといいと思います。
SOLAIZ Kid'sはその点において非常に考えられて開発されていて、さらにぶつけた時にも衝撃を吸収する作りになっているのでとても良いと思います。
子供にとっての外遊びは発達の面からみても非常に大切なのですね。子供の時期に、適度に太陽光を浴び適正なアイケ アを行う必要性についてもよく分かりました。お忙しい中お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。 -